GMとSAIC、2047年まで合弁延長 中国開発のビュイック「Electra E7」を海外展開

 8月5日、ゼネラル・モーターズ(GM)と上海汽車集団(SAIC)は、中国の合弁会社である上汽GM(SAIC-GM)の合弁契約を20年間延長し、2047年までとすることで合意したと発表しました。両社は今後も新エネルギー車分野での協力を強化するとともに、中国を研究開発および生産の拠点と位置付け、新エネルギー車を海外市場へ輸出する方針を示しました。

 GMのグローバル・エグゼクティブ・バイスプレジデント兼GM中国社長のJohn Roth氏は、今回の契約延長は上汽GMの長期的な成長性に対する両社の信頼を示すものだと述べました。1997年に設立された上汽GMは、今後もビュイックとキャデラックの2ブランドを軸に事業を展開し、2030年までにEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)を含む新エネルギー車を30車種以上投入する計画です。

 計画によると、上汽GMは今年10月から新エネルギー車の輸出を開始し、第1弾としてビュイック「Electra E7」プラグインハイブリッドSUVを海外市場へ投入します。輸出先は南米、メキシコ、中東、アフリカ、アジア太平洋地域を予定しており、現時点では北米および欧州市場は対象に含まれていません。

 John Roth氏は、これらの地域には十分な市場機会があるとの認識を示し、Electraブランドが同社の今後の成長戦略において重要な役割を担うとの考えを示しました。同ブランドは発売から1年でセダン、SUV、MPVの各カテゴリーをそろえ、EV、PHEV、レンジエクステンダーEV(EREV)など、多様なパワートレインを展開しています。

 Electra E7は今年4月に中国で発売されたミドルサイズのプラグインハイブリッドSUVで、3グレードが設定されています。価格は15万4,900元から19万4,900元です。同車は上汽GMが独自開発した「逍遥スーパーアーキテクチャ」を採用し、1.5リッターエンジン、最高出力165kWの駆動モーター、32.6kWhのバッテリーを搭載しています。CLTCモードでのEV航続距離は230km、総合航続距離は1,630kmです。

 装備面では、15.6インチのフローティングセンターディスプレイ、ゼログラビティシート、15.6インチの後席エンターテインメントディスプレイ、20スピーカーのDolby Atmos対応オーディオシステム、車載冷蔵庫などを備えています。メーカーによると、同車の発売初月の納車台数は1万台を超え、Electraシリーズで最も販売台数の多いモデルとなっています。

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