10月27日、BYD(比亜迪)傘下の高級車ブランド「仰望(YANGWANG)」は、同ブランド初の超高級ショーファードリブンセダンを「鼎曜(ディンヤオ)」と命名したと発表しました。英語名は「YANGWANG ALTIOR」で、これまで社内では「HU」という開発コードで呼ばれていました。11月初旬にアラブ首長国連邦(UAE)で世界初公開される見通しです。
仰望は同時に、新型車のティザー画像も公開しました。画像からは、全長の長い大型セダンで、全体的に角張ったボディ形状を採用していることが確認できます。フロントには仰望ブランド共通の「鼎式」デザインを継承するとみられます。また、前後で開く観音開きドアを採用し、ルーフにはLiDAR(レーザーレーダー)を搭載するほか、急速充電技術にも対応する予定です。
仰望はこれまで、大型SUV「U8」、電動スーパーカー「U9」、高級セダン「U7」などを投入してきました。今回の鼎曜によって、製品ラインアップを超高級ショーファードリブンセダン市場にも拡大します。主に富裕層のビジネス利用や後席での快適性を重視したモデルで、中国の尊界(MAEXTRO)「S800」やメルセデス・マイバッハ「Sクラス」などと競合するとみられます。
パワートレインやシャシーについては、BYD独自の4モーター駆動技術「易四方(e⁴)」やインテリジェント車体制御システム「雲輦(DiSus)」、新世代バッテリー、先進運転支援システムなどの採用が予想されています。ただし、これらの仕様は現時点で公式には確認されていません。
BYDは現在のところ、鼎曜の具体的な車体寸法、動力性能、販売価格、正式な発売時期を公表していません。詳細は11月の発表会で明らかになる見通しです。

