BYD、上半期の海外売上高が初めて国内を上回る グローバル事業が主要な成長源に

 8月28日、BYDは2026年上半期の決算を発表しました。売上高は3448億1500万元、親会社株主に帰属する純利益は123億2500万元でした。このうち海外売上高は1813億元近くに達し、全体の52.57%を占め、初めて国内売上高を上回りました。

 自動車事業でも同様の変化がみられます。上半期の自動車事業の売上高は2753億4100万元で、このうち海外事業は約1460億600万元と前年同期比36%超増加し、国内の自動車事業売上高を上回りました。

 一方、上半期の海外販売台数は約79万1000台で、全体の約43.8%でした。つまり、海外市場は販売台数では半分に満たないものの、自動車事業の売上高では半分以上を占めたことになります。

 売上高と販売台数から単純計算すると、上半期の海外市場における1台当たり売上高は約18万4000元で、国内市場の約1.45倍となります。海外では販売価格が比較的高いことに加え、市場ごとの競争環境や車種構成の違いもあり、海外事業の売上高や利益への寄与は販売台数の比率を上回っています。決算によると、海外事業の粗利益率は約21.71%でした。

 こうした傾向は下半期に入っても続いています。8月の販売台数は約44万台で、このうち海外販売は約18万9000台と前年同月比約135%増加し、全体の約43%を占めました。1~8月の海外販売台数は約115万8000台に達し、2025年通年の約105万台をすでに上回っています。

 同時に、BYDは海外での現地生産も加速しています。ブラジル、タイ、ウズベキスタンなどの生産拠点が相次いで稼働、または生産能力を拡大しており、海外事業は中国からの輸出を中心とする形から、輸出と現地生産を並行して進める体制へと移行しつつあります。

 中国国内の新エネルギー車(NEV)市場で競争が激化するなか、BYDにとって海外市場の重要性は一段と高まっています。2026年上半期は、海外販売台数こそ国内を下回ったものの、売上高では海外が先に国内を上回りました。

 この変化は、BYDの海外事業が従来の追加的な成長市場から、主要な収益源の一つへと移行していることを示しています。同社の成長の重心は、さらにグローバル市場へと広がりつつあります。