新興自動車メーカー小鵬汽車(XPeng)、商品ラインを従来の4系統から2系統へ集約したと報じられました。
中国メディアが9月28日、業界関係者の話として報じたところによると、XPengはこれまで「F」「D」「I」「G」の4つに分けていた商品ラインを「G」と「D」の2系統に再編し、FとIをGへ統合したとされています。
再編前は、Gラインが「GX」や「G9L」などの大型SUV、Fラインが「P」シリーズを中心とするセダン、Dラインが「MONA」シリーズ、Iラインが海外向け商品をそれぞれ担当していました。
商品ライン再編に合わせて人事も調整
商品ラインの集約に伴い、人事面でも調整が行われたとされています。
XPengに近い業界関係者によると、旧Fラインの責任者は職位を維持したまま、現在はGラインの商品企画・定義を担当。一方、旧Iラインの責任者は海外事業を担当することになりました。ただし、海外市場における車両販売は担当範囲に含まれないとされています。
XPengの商品ラインは、商品企画・定義や研究開発などの機能を担っています。今回報じられた再編によって、研究開発リソースをより集中させるとともに、複数モデル間での商品ポジショニングや価格設定の重複を抑えることにつながるとみられています。
車種ラインアップを相次いで拡充
XPengは2026年第1四半期に、BEV(バッテリーEV)とレンジエクステンダー仕様の「P7+」、レンジエクステンダー仕様の「G7」、BEV仕様の「X9」を投入しました。
5月には「GX」のBEVおよびレンジエクステンダー仕様を追加したほか、「G6」「G9」「MONA M03」などの改良モデルも発売しています。
商品ラインアップを拡充する一方、報道では2026年に入ってから販売台数に明確な伸びはみられていないとされています。
上半期は売上高327.77億元、純損失31.21億元
XPengグループの2026年上半期の売上高は327.77億元で、前年同期比3.8%減となりました。
粗利益は67.66億元で同20.25%増、粗利益率は20.6%と前年同期から4.1ポイント上昇しました。一方、親会社株主に帰属する純損失は31.21億元で、前年同期から損失幅が173.35%拡大しています。
基本および希薄化後1株当たり利益はともにマイナス1.63元、自己資本・負債に関する指標として報じられた資産負債比率は73.41%でした。
また、2026年上半期の納車台数は約16万6000台で前年同期比15.8%減、自動車販売による売上高は280.5億元で同10.3%減となりました。研究開発費は58.21億元で、前年同期比39.04%増加しています。
2025年にも商品ライン再編を巡る報道
XPengを巡っては、2025年7月にも「下半期に商品ラインの統合や生産縮小を検討している」とする一部報道がありました。
当時、XPeng側はこうした報道を否定するとともに、運転支援技術について純粋なビジョン方式を継続する方針を示していました。
ただし、2025年7月の報道と今回の2026年9月の報道は時期が異なり、伝えられている内容も同一ではありません。今回報じられた商品ライン再編については、業界関係者からの情報として伝えられている段階です。
