中国の自動車輸出、2026年上半期は53%増の531万台 NEVは70%増

 中国乗用車市場情報連席会(乗連分会)の崔東樹幹事長が公表したデータによると、2026年1~6月の中国の自動車輸出台数は、前年同期比53%増の531万台に達しました。このうち、乗用車は55%増となり、トラックの44%増を上回りました。自動車輸出全体に占める乗用車の割合は約85%で、9人乗り以下の乗用車だけで全体の45%を占めています。

 上半期の輸出先を国別にみると、ロシア、ブラジル、英国、オーストラリア、ベルギーが上位を占めました。輸出台数は、ロシアが44万8,200台、ブラジルが41万800台、英国が25万5,300台、オーストラリアが23万7,800台、ベルギーが21万9,700台でした。以下、メキシコ、イタリア、フィリピン、アラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリアの順となっています。

 新エネルギー車(NEV)の輸出は、自動車全体を上回るペースで伸びました。上半期のNEV輸出台数は前年同期比70%増の242万台で、このうち乗用車が約96%を占めました。

 動力別では、電気自動車(BEV)が51%増の152万台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が115%増の90万台でした。PHEVの伸び率はBEVを大きく上回っています。

 NEVの輸出先をみると、ブラジルが29万9,800台で最大の市場となりました。以下、ベルギーが20万9,200台、英国が18万1,300台、オーストラリアが16万7,100台、タイが12万6,600台、フィリピンが12万6,100台と続きました。ドイツ、イタリア、韓国、スペインも上位10カ国に入りました。

 BEV乗用車の主な輸出先は、ブラジル、ベルギー、タイ、オーストラリア、フィリピンでした。輸出台数は、それぞれ14万8,800台、14万4,700台、12万2,800台、11万3,000台、9万7,300台でした。

 PHEV乗用車の主な輸出先は、ブラジル、英国、ベルギー、UAE、イタリアでした。輸出台数は、それぞれ14万9,700台、8万6,300台、6万2,600台、4万9,800台、4万6,100台となっています。通常のハイブリッド車(HEV)は、主に英国、イタリア、ブラジル、スペイン、フランスへ輸出されました。

 ガソリン乗用車の輸出では、引き続きロシアが最大の市場となっています。上半期のロシア向け輸出台数は40万800台に達し、メキシコ、アルジェリア、サウジアラビア、ブラジルを大きく上回りました。

 6月単月の自動車輸出台数は、前年同月比73%増、前月比8%増の107万台でした。このうち、9人乗り以下の乗用車が全体の44%を占めました。

 6月の輸出先を国別にみると、ロシアが8万4,500台で最多となりました。以下、英国が6万2,500台、オーストラリアが6万500台、ベルギーが5万9,600台、フィリピンが4万6,200台と続きました。6~10位は、メキシコ、アルジェリア、タイ、マレーシア、ブラジルの順でした。

 6月のNEV輸出台数は、前年同月比108%増の52万9,000台となり、前月比でも増加しました。自動車輸出全体に占める割合は、BEVが30%、PHEVが19%、HEVが7%、ガソリン車が35%でした。

 前年同月と比べると、PHEVの構成比は8ポイント、HEVは1ポイント上昇しました。一方、ガソリン車は8ポイント低下し、BEVは横ばいでした。

 なお、乗連分会と中国自動車工業協会(CAAM)では、統計の集計基準が異なります。CAAMのデータによると、2026年上半期の中国の自動車輸出台数は509万6,000台で、このうちNEVは235万5,000台でした。

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