広汽集団(GAC Group)は9月14日、中国第一汽車股份有限公司(以下、一汽)と意向協議を締結し、一汽が保有する完成車合弁会社の一部株式を取得する計画を明らかにしました。
広汽集団は対象会社の名称を公表していませんが、中国メディア「財経」は9月15日、対象が一汽トヨタだと報じています。
今回の取引でポイントとなるのは、広汽集団が新たに自社株を発行し、その株式を一汽に渡す代わりに、一汽が保有する一汽トヨタ株の一部を取得するという点です。取引が成立すれば、広汽集団は一汽トヨタの株主になる一方、一汽は広汽集団の株主となります。
現在、一汽トヨタは一汽側とトヨタ側がそれぞれ50%を出資する合弁会社です。
今回の取引では、このうち一汽が保有する50%のすべてを広汽集団へ売却するのではなく、その一部だけを広汽集団が取得するとされています。
つまり、取引後は従来の一汽 50% / トヨタ側 50%という構成から、一汽 / 広汽集団 / トヨタ自動車の3者が株主となる形に変わる見通しです。
一汽と広汽集団がそれぞれ何%を保有するのかは現時点で明らかになっていませんが、一汽と広汽集団が従来の一汽側50%を分け合う形になるとみられます。この株主構成の変更により、トヨタ自動車は一汽トヨタの筆頭株主になります。
「財経」によると、一汽トヨタ自動車販売有限公司についても、今回の取引対象には含まれていません。
これまで中国では、一汽トヨタと広汽トヨタを統合する可能性がたびたび取り沙汰されてきましたが、今回の資本再編はそうした「トヨタ系合弁2社の合併」とは異なるものです。
