Pony.ai、上海浦東でRobotaxiの一般向け運行を開始 平日限定で配車対応

自動運転企業のPony.ai(小馬智行)は、8月1日より上海浦東地区において、一般市民向けのRobotaxi(無人運転タクシー)サービスを開始したと発表しました。

報道によると、Pony.aiは地元のタクシー会社である錦江タクシーと連携し、浦東の金橋および花木エリアで、一般利用者向けのRobotaxiサービスを先行導入しました。サービスの提供時間は、毎週月曜日から金曜日の午前7時30分から午後9時30分まで。市民は「小馬智行」アプリまたはミニプログラムを通じて、Robotaxiを配車し、移動手段として利用することができます。現在のところ、Robotaxiは「ポイント・ツー・ポイント(点対点)」の自動運転方式で運用されており、従来よりも乗降箇所が増えています。運賃は従来のタクシーと同様で、初乗り(3km)14元、3kmを超える部分は1kmあたり2.7元です。

運行ルートは、浦東新区人民政府、ララポート上海金橋(LaLaport)、世紀公園、浦東サッカースタジアム地下鉄駅など、主要な商業エリア、ランドマーク、人気の地下鉄駅をカバーしています。

Pony.aiの広報責任者である戴敦峰氏によると、使用されているRobotaxiには7台のカメラ、4台のLiDAR(レーザーセンサー)、複数のミリ波レーダーが搭載されており、最大500人分の歩行者の動きをリアルタイムで検知することが可能です。

7月26日に上海で開催された「世界人工知能大会(WAIC)」において、上海市は中国国内8社に対して「インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)」のパイロット運行認可証を交付しました。その中には、「スマートタクシー」業態も含まれています。Pony.aiの関連会社である小馬易行科技(上海)有限公司のほか、百度智行科技(上海)有限公司、賽可智能科技(上海)有限公司、上海強生タクシー有限公司、上海友道智途科技有限公司など計8社が初回認可を受けました。

関係者によれば、浦東新区では自動運転の全面的な開放が予定されており、奉賢区や閔行区などのエリアでも段階的に開放が進められる予定です。

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