北汽藍谷、社名変更で「極狐(ARCFOX)」ブランドを強化

2月14日、BAIC(北汽)傘下の新エネルギー車関連子会社の北汽藍谷は公告を発表し、正式に会社の中国語名称を「北汽藍谷新能源科技股份有限公司」から「北汽極狐新能源汽車股份有限公司」に変更することを発表しました。同時に、英語名称も「BAIC BluePark New Energy Technology Co., Ltd.」から「BAIC ARCFOX New Energy Vehicle Co., Ltd.」に変更されます。

具体的な変更点は、「藍谷(BluePark)」が「極狐(ARCFOX)」に、「科技(テクノロジー)」が「汽車(自動車)」に変わることです。

北汽藍谷は、もともと「北汽新能源」として2009年に設立され、2018年に現在の「北汽藍谷」という社名に変更されました。

今回の社名の再変更は、主に「過去の誤りを正す」という意味合いが強いと考えられます。製品ブランドは明らかに「極狐(ARCFOX)」なのに、会社名は「藍谷(BluePark)」のままで、しかも「藍谷」という名称は意味が不明瞭であり、明らかに自動車製造企業であるにもかかわらず、テクノロジー企業と呼ばれているという矛盾がありました。このような状態では、消費者は「極狐(ARCFOX)」がどこの製品なのか混乱してしまうのも無理はありません。

公告では、社名変更の理由として「極狐(ARCFOX)、BEIJING、享界(STELATO)の3大ブランドを構築し、製品ラインは着実に整備され、ブランドイメージがますます豊かになっている」と説明されていますが、3つのブランドを抱える中で、なぜ「極狐」だけを社名に選んだのかという疑問は当然です。

もし今後「極狐」が3ブランドの中で最も売れ行きが悪い場合、非常に気まずいことになります。今回の社名変更が、BAIC(北汽)にとって吉と出るか凶と出るか、今後の市場動向を見守る必要があります。

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