BYDはトヨタと共同で電気自動車を開発し、2025年までに中国市場に投入

7月19日、BYDはトヨタ自動車と契約を結び、乗用車やSUVなどの純電気自動車型、そしてこれらの車種に必要な動力電池を共同開発し、2025年ごろにトヨタのブランドで中国市場に電気自動車を投入することを目指している。

両社は、地球温暖化対策、CO2排出量削減、純電気自動車のさらなる普及を目指すためには、競争関係の束縛を超えて共同発展を求める必要があるとして、純電気自動車型共同開発で協力することで合意した。

つい2日前まで、トヨタはCATLと動力電池の供給と発展進化の分野で全面的なパートナーシップを結んでいたばかりだった。

CATLと比べ、BYDは動力電池だけでなく電気自動車のインフラソリューションも提供できる。

BYDは2008年に世界初の量産型プラグインハイブリッド車(PHEV)を発売し、2015年から4年連続で新エネルギー車の世界販売台数1位を達成した。現在、eシリーズと王朝シリーズの2大シリーズを形成しており、BNAアーキテクチャ、eプラットフォーム、DM技術とDiLinkインテリジェントコネクテッドシステムはBYDが各セグメントを全面的にカバーするコア技術推進力を構成している。

2018年にBYD はBNA(BYD New Architecture)コンセプトのフレームワークを正式に発表した。このフレームワークは、フルパワートレのスマートプラットフォーム、スマートAI技術を導入したコネクテッドプラットフォーム、オープン車載器を搭載した自動運転プラットフォーム、先進的な新エネルギー車プラットフォームの4つからなる。

一方、「eプラットフォーム」はモジュール式電気自動車の主要技術プラットフォームであり、集積化技術により完成車の軽量化基準を達成し、効率を高め、航続距離を拡大し、完成車の製造コストを削減し、電気自動車が長時間の航続、高信頼性、高性能を実現すると同時に、価格面での優位性を備えることができる。部品、インターフェース、技術の標準化を通じて、規模の効果をもたらし、新製品の開発速度を向上させ、電気自動車の製品ラインの迅速な立ち上がりが可能になっている。

2017年、同社が動力電池の外販を開始することを決定し、現在、長安汽車集団など中国国内の主要自動車メーカーと提携を開始している。今年1-6月期、BYDの動力電池の搭載量は7.35GWhに達した。トヨタとの正式な提携により、同社の電池事業は世界自動車メーカー大手のサプライチェーンに組み込まれることになる。

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