韓国財団に続き、Bytonが丸紅と融資協力に合意
ベンチャーITメディアの36krの報道によると、丸紅社は12月5日、自動車スタートアップ企業のBytonと協定を締結し、資本面で丸紅がBytonのCラウンド融資に参加することを明らかにした。両社は業務面でも、モビリティサービス、エネルギーソリューション、Bytonの海外生産と販売で戦略的提携を実施する。
36krはまた、同社のCラウンド融資はまだ進展中だが、一汽グループ傘下の産業基金、韓国サプライヤーのMyoung Shin Co.はいずれもCラウンド融資への参加を確定していることを明らかにした。これに先立ち、BytonはCラウンドの融資目標を5億ドルと公言していた。
中国の自動車スタートアップ企業は2019年に融資の難題に直面し、Bytonを含め、いずれも融資の触角を海外にも広げている。10月初め、もう一つの自動車スタートアップ企業の奇点汽車(Singulato)が2度目に伊藤忠商事から戦略投資を獲得し、投資額は1億ドル近くと報じられた。
さらに先の9月26日には、Bytonが韓国サプライヤーのMyoung Shin Co.と戦略的提携を実施すると発表しており、これはBytonのCラウンド投資に参加するもので、両社は同様に現地での製造、販売、サプライチェーン、投資など多くの分野で提携を展開する。
Byton初の量産車であるM-Byteは、中型ハイエンド市場をターゲットとした電動SUVで、48インチのディスプレイを搭載し、音声制御、顔認証、ジェスチャ、主運転席と助手席別のタッチスパネルなどのインタラクティブなデザインを特徴とする。
Bythonは今年上半期に、今年中にCラウンド融資を完了する見通しを明らかにしていた。しかし、NIOの株価が大幅に下落したことを受け、投資家が様子見と悲観に転じたことで、Bythonの資金調達ペースも当初の想定より遅れている。融資の遅れに伴い、新車の量産ペースに与える影響が明らかになり、同社最初の車の量産時期も2019年末から2020年半ばに半年ほど延期された。
今回の新規投資家/戦略的提携の参入は、Bython、そして低迷中の自動車スタートアップ企業たちにとっては朗報だ。