BYD、10月に初の50万台達成!ハイブリッド新エネルギー車が市場を席巻
乗連会のデータによれば、9月の新エネルギー車の小売販売台数は112.3万台に達し、前年同月比で50.9%増加、浸透率は53.2%に達しました。10月に入り、乗連会は新エネルギー車の小売販売台数が115万台に増加し、前月比2.4%増、浸透率は約52.3%と引き続き高水準を維持すると予測しています。
自動車メーカー各社の10月の新エネルギー車販売実績が続々と発表され、この予測が裏付けられました。BYDは単月販売台数で初の50万台超えを果たし、シャオミも2万台クラブ入りを達成、ARCFOXやAVATAも月間販売台数が1万台を突破しています。
10月の販売台数ランキングでは、伝統的な自動車メーカーが上位5位を占め、電動化へのシフトが着実に進んでいる様子がうかがえます。中でもBYDは、9月に40万台を超えたのに続き、10月は前年同月比66.2%、前月比20%増の50万台を達成し、1月から10月の累計販売台数は前年同期比36.5%増の323.7万台に達しました。専門家によると、王朝シリーズや海洋シリーズの成功が、この成長を支えているとされます。
上汽GM五菱とGeelyも10月の販売台数が10万台を超え、Geelyは前年同月比82.7%増、累計で91%増加し、特にGalaxyやZeekrが好調です。月間販売台数が5~8万台のメーカーには、長安、Chery、Li Autoが含まれます。特にCheryは前年同月比3.4倍の7.1万台を記録し、最も成長速度が速いブランドとなっています。
プラグインハイブリッドEV(PHEV)とレンジエクステンダー付きEV(REEV)の技術が進歩し、燃費、航続距離、価格面でのメリットが消費者に受け入れられています。プラグインハイブリッド系を販売している自動車メーカーは、ほぼすべてが大幅な販売増加を達成しています。代表的なのはAVATAとIM Motorで、関連車種の導入後、月間販売台数は1万台を突破しています。Deepal、NEVO、Geely Galaxyなどのブランドも、PHEVやREEVの販売で恩恵を受けています。BYDでは、PHEVが10月の新エネルギー車販売の6割以上を占め、販売成績に大きく貢献しています。
一方、BEV(バッテリー式電気自動車)のみを扱うNIOやXpengは成長率が鈍化しており、AIONも5万台超の壁に直面しています。こうした中、AION、Xpeng、NIOもPHEV市場参入を計画しており、AIONは2025年にPHEVおよびREEVのラインナップを拡充すると発表しています。