2020年カリフォルニア州自動運転報告発表、AutoXとPonyが昨年に続きトップ5にランクイン
2月9日、カリフォルニア州自動車管理局(DMV)は2020年自動運転テスト実績を発表した。中国の自動運転ベンチャーAutoXとPonyが2019年に続き、トップ5にランクインした。上位4位のうち、WaymoとCruiseは1位と2位、AutoXとPonyはそれぞれ3位と4位を占めており、ニュープレイヤーとしてフォード傘下のArgoは5位だった。このうち、Waymo、Cruise、AutoXはいずれもカリフォルニア州完全無人運転ナンバープレートを取得しており、このナンバープレートは世界で最も技術的価値の高いナンバープレートとなっている。
カリフォルニア州DMVの年間平均MPI(Miles Per Intervention、手動モードに切り替える操作の比率)は自動運転のコア測定指標の1つであり、年間走行距離とテイクオーバー走行距離を総合的に平均したことを反映しており、業界では試運転体験よりも客観的、数量化、正確な測定方法であると広く認識されている。
今年の最新データによると,Waymoは5年連続で首位を維持している。Waymoは現在世界で最も評価されている自動運転企業である。GMとソフトバンクが投資したCruiseが2位にランクインしているが、上位5社のうちCruiseのテスト地域はサンフランシスコ市内に集中しており、テスト道路状況は比較的複雑である。AutoXのテストエリアはシリコンバレーのサンホーサイ市街地にあり、Ponyはイーストベイフリーモントと南カリフォルニア州アーベイエリアに集中しており、Argoテストエリアはスタンフォードのあるパロアト町に位置している。
上位3社のWaymo、Cruise、AutoXのMPIは、いずれも2-3万マイルだ。4位、5位のPonyとArgoは、1万マイル前後を維持している。5位から10位までのMPIは、平均数千マイルに1回の頻度で手動モードに切り替える成績となっている。