中国、ドイツが自動運転やAIなどの国際基準の策定を共同で検討へ
中国の李克強首相は9月6日午前、人民大会堂でメルケル独首相とともに中国・ドイツ経済顧問委員会の座談会に出席し、出席した代表と交流した。
中国国家電力投資集団、ファーウェイ、CATLとドイツのバスフグループ、ワックケミカルグループ、フォルクスワーゲングループなどの中独企業の責任者が、それぞれ再生可能エネルギー、5G通信技術、自動運転技術、デジタル経済、相互開放の拡大、公正に競争できる市場環境の整備などの議題について意見を述べ、提案した。両国の総理は、各意見を聞いて、真摯に答えた。
李首相は、今回の中独経顧委員会の座談は歴代中独両国の企業家が最も多く参加したもので、中独協力が絶えず深化し、実務的成果が持続的に蓄積されていることを示している。両国政府は両国の経済貿易協力の継続的な発展を推進する誠意を持っており、皆さんの率直な意見·提案に真摯に対応し、相互尊重、平等に対応する態度で着実な実施を推進していきたいと述べた。
李首相は、中国は対外開放を一段と拡大しており、製造業はすでに全面的に開放し、金融とサービス業の開放も継続的に進めており、多くのドイツ企業が第1陣の受益者となっている。ドイツ企業がチャンスをつかみ、引き続き対中投資を拡大し、技術革新と新興技術基準の国際化協力を推進することを歓迎する。 中国側は、知的財産権を厳格に保護し、中国企業とドイツ企業を含むすべての外資企業に市場化、法治化、国際化されたビジネス環境を作り出すと強調した。
メルケル首相は、独中の経済貿易協力は広範に深まっており、中国の改革開放の推進に伴い、一部のドイツ企業は中国の新たな開放分野における対外協力のパラダイムとなっていると述べたうえ、ドイツ側は中国側と共同で多国間主義と自由貿易体制を維持し、職業教育などの分野での協力を強化し、自動運転や人工知能などの新興経済分野の国際基準の制定を共に協議したいと強調した。