2019年8月19日
また自律駐停車、百度がコンチネンタルの子会社のElektrobitとの提携で合意
世界的な部品サプライヤーであるContinental AGはこのほど、完全子会社のElektrobit(EB)と中国国内の自動運転のリーディングカンパニーである百度との間で、戦略提携を正式に実施し、同社が百度の自動運転専用コンピューティングプラットフォームであるACU(Apollo Computing Unit)に基礎的なソフトウェア技術サポートを提供することを明らかにした。両社の提携成果は率先して自律駐停車(AVP)機能に活用されるという。
提携内容によると、EBは百度AVP専用量産コンピューティングユニットACUにEB tresosの自動車基礎ソフトウェアを提供する。EB tresosは、AUTOSARに準拠したECUソフトウェアの開発をサポートしており、高度な機能セキュリティとISO262 ASIL-D(クラスDは自動車の機能セキュリティの最高レベル)を実現する。EBによるソフト面でのサポートで、百度ACUを使うメーカーはAVPの商用化を加速させることが期待されている。
百度のスマート自動車事業部の自動運転量産と商業化責任者である袁星氏によると、EB tresosソフトを搭載したACUは2020年末に生産を開始する。
7月に開催された百度の2019年度AI開発者大会で、百度のスマート自動車事業部総経理の顧維浩氏は自律駐車のソフト/ハード一体型ソリューションを重点的なプレゼン内容として紹介した。
多くの業界関係者は、技術、法規、シーンの複雑さなどの要因から、自動運転技術の「無人化」の実現は、公道よりも、まず低速駐停車の領域で起こると考えている。
参考記事:https://www.leiphone.com/news/201908/4yLnZ14ndBlfQbbc.html
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