WeRide、Gosuncnと再び提携、広州市でインテリジェント・コネクテッドカー・パイロットエリアの建設と運営事業を深化させる

多くの事例が示しているように、自動運転の自立型とインフラ協調型はもはや2つの並行する技術パラダイムではなく、互いに融合しあいつつ、次第に収束して、より安全な実用化にむけて進化していく。

4月23日、コネクテッド関連製品の開発生産企業のGOSUNCN(高新興科技集団有限公司)と自動運転スタートアップ企業のWeRide(文遠知行)は広州国際生物島で戦略的提携契約を締結した。

両社は、コネクテッド、スマート交通、自動運転などの分野でそれぞれの優位性を活かし、インテリジェントコネクテッドカーの典型的なビジネスモデルを模索し、インテリジェント・コネクテッド・パイロットエリアの建設と運営において业界の垣根を超えて連携し、未来のスマート交通の建設を推進すると表明した。

GOSUNCNは中国国内で唯一、業務範囲が自動車メーカー、スマート交通、5G通信、自動車電子標識、人工知能(AI)などをカバーしているコネクテッド製品開発生産企業で、これまでスマート道路側設備と路車協調関連インフラ計画と整備においてノウハウと経験を持っている。

WeRideは国内L4クラスの自動運転スタートアップ企業で、Robotaxiの商業化運営にも少なからぬ蓄積がある。

両社の協力は今回が初めてではない。昨年に開催された「広州コネクテッドカー運転コンテスト2019」では、GosuncnとWeRideはそれぞれ路車協調のコア技術プロバイダと出場チームとして登場した。両社は、5G-V2X工事車線侵入アラームと5G-V2X歩行者検知アラームなどの路車協調(V2I)と自動車単体の知能化(V2V)などのインテリジェント・コネクティッド技術を共同で検証した。両社は、優れたパフォーマンスで大会1、2位を独占した。

今回の提携は、これまでの交渉を踏まえた業務レベルでの戦略的深化でもある。両社は今後、自動車側、道路側、ネットワーク側から、共同でインテリジェント・コネクテッド技術と自動運転技術を検証し、インフラ設備と自動車間のインターコネクトを実現する。

Gosuncnのシニア副総裁兼戦略ブランド総経理の呉冬昇氏は、「路車協調とバードビュー(上空から見たような画像)のサポートにより、自動運転車両は多くの極端なシーンや複雑なシーンをより簡単に処理することができる。例えば、信号機や飛び出しが前方の大型車によって遮られたり、数キロ先の交通事故の予知や強い光の影響、極端な天候などの要素だ。」

現在、中国の自動運転の技術パラダイムがインフラ協調型を目指していることは次第に明らかになっている。WeRideのCOOの張力氏は、「WeRideが広州で運営しているRobotaxiは路車協調の理想的な応用事例だ。Gosuncnとの路車協調での戦略的提携を通じて、WeRideの最先端のRobotaxiはよりモビリティの現実的な応用シーンに近づく。道路側設備と自動運転車両の相互作用を通じて、路車協調技術を検証し、自動運転の商業化を加速させる」と話した。

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