レーザーレーダースタートアップ企業のHesaiは1.73億米ドルの資金調達を完了、ボッシュと光速中国がリードインベスター

ITメディアの雷鋒網の報道によると、2020年1月7日、2020 CESで、レーザーレーダースタートアップ企業の Hesai Photonics Technology(禾賽科技、以下はHesai)は、独ボッシュグループと光速中国(Lightspeed China Partners)をリードインベスターとして、米オン・セミコンダクター、啓明創投(Qiming Venture Partners)、徳同資本(DT Capital Partners)、シンガポールAxiomなどが共同で投資し、総額1億7300万米ドルの資金調達を完了したと発表した。今回の融資はレーザーレーダー業界で最高額の単一融資記録を更新した。

2017年、Hesaiは自主開発したPandar64、PandarGT(マイクロミラーSolid State式レーザーレーダー)、Pandora(マルチセンサーフュージョン)などの製品を発表し、世界のトップ100社以上の自動運転、ロボット会社から人気を集めた。製品は18カ国·地域の68都市で使用されており、そのうち60%以上が欧州や米国に輸出されている。

これとは別に、米カリフォルニア州DMVが発表した、自動運転の公道テストライセンスを取得している65社のうち、50%以上がHesaiの顧客となっている。

Hesaiは2013年に米シリコンバレーのサンノゼで設立され、2014年に上海に本社を移転した。主な業務は自動運転レーザーレーダー、レーザー天然ガス遠隔測定システムなど。前出の雷鋒網によると、現在、同社は中米両地域に2つのビジネスセンター、2つの製造センター、1つの同研究院を持ち、従業員数は600人以上をもっている。

今回のCラウンド融資では、機関投資家のほか、Hesai は今回の融資で産業パートナーのボッシュ、オン・セミコンダクターを取り込むことに成功した。自動車産業と自動運転イメージセンサチップ業界のリーダーの参入は、Hesai が将来的に自動運転産業チェーンに編入し、業界と連携することが可能となり、レーザーレーダーのより多くの潜在市場を顕在化させるための基礎を築いた。


参考記事:https://www.leiphone.com/news/202001/SSgklyJjfcmtxORP.html

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