Pony.ai、ボッシュと自動運転チームのメンテナンスプログラムで提携
米国時間8月26日、自動運転のスタートアップ企業のPony.aiは、ボッシュ(Bosch)と「自動運転チームの車両点検とメンテナンスを模索する」ことで合意したと発表した。Pony.aiとボッシュの北米アフターマーケット部門(Bosch」s Automotive Aftermarket)は、Robotaxi(自動運転タクシー)事業のためのチームメンテナンスソリューションの研究開発とテストを計画している。
業界で自動運転の商業化が検討されている現在、車列の持続的な運営を保証し、車両のメンテナンス時間を短縮することは、自動運転技術発展の鍵の1つとなっている。提携が正式に発表される前に、ボッシュは今年7月初めにカリフォルニア州ベイエリアのPony.aiのRobotaxiチームにメンテナンスサービスを提供し始めた。
Pony.aiのある責任者によると、自動運転車には複雑で進化しつつあるソフトウェア・ハードウェア・システムが搭載されており、高基準の車両管理とメンテナンスが必要だ。これは同時に、車列の効率と常態化した運行時間の向上に役立ち、自動運転による経済的ポテンシャルをより大きく引き出すことができる。同氏は、「Pony.aiはこのようなサービスを提供できる良質なパートナーを求めており、これをきっかけに自動運転チーム管理プログラムの革新を推進したい」と述べた。
自動車分野で有名な技術とサービスのサプライヤーとして、ボッシュはすでに世界に2万カ所以上の車両メンテナンスセンターを設立し、最大規模の自動車メンテナンスネットワークを構築している。北米では、ボッシュの自動車サービスネットワークが地方までカバーしている。
ボッシュの戦略、革新、職場業務ディレクターのJean-Philippe Persico氏は、「双方は発展戦略の面で多くの共通点があり、互いに学ぶことができる。高度に協調した自動車サービスネットワークと経験豊富な技術チームにより、ボッシュはPony.aiに最先端のソフトウェアソリューションを提供することができる」と述べた。