仏Plastic Omnium、上海水素エネルギー産業パイロットエリアに入居

4型水素貯蔵ボトルのコア技術をもっている仏Plastic Omniumの中国現地法人「彼欧新能源(上海)有限公司」(以下は「彼欧新能源」)が上海市水素エネルギー産業パイロットエリアの「嘉定水素エネルギー港」に入居する調印式が8月31日午後、上海市嘉定区で行われた。嘉定区委員会書記の陸方舟氏が調印式に参加した。

陸氏によると、「嘉定水素エネルギー港」は嘉定区安亭鎮環同済地区に位置し、上海市の水素エネルギー産業を特色とする唯一の水素エネルギー産業のハイテクパークでもある。同パークには現在、長城汽車、捷水素科技、トヨタ自動車、堀場計器、鯤華科技、昆山滬光、楚航科技など20以上の水素エネルギー及び自動車スマート化産業プロジェクトと、国家水素エネルギー技術検査認証サービスプラットフォームが集積している。同パークの投資総額は100億元を超え、膜電極などの重要部品の研究開発、燃料電池システムの生産、水素ステーション関連のインフラを一体化した、比較的完全な水素エネルギー産業の枠組み体系を初歩的に形成した。

彼欧新能源アジア事業部総経理の王健総氏は、「当社は嘉定水素エネルギー港に4型高圧水素貯蔵ボトルを専門に生産する初の世界的規模のスーパー工場を建設し、2025年に操業を開始し、2030年までに、水素エネルギー交通分野の世界的リーダーになり、年収30億ユーロ、うち10億ユーロを中国から調達するという壮大な目標を立てている。この協定の調印は、嘉定区委員会と区政府の弊社に対する高い信頼を十分に反映している。水素エネルギーはまた、社会全体がモビリティーに取り組むという課題にも非常に重要な解決策を提供してくれると信じている」と発言した。

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