中国限定!アウディとSAICのPurpleシリーズ初モデルが登場、「フォーリング」ロゴを使わず、IM Motorの技術基盤を採用
アウディとSAICプロジェクトの初の新車が、今月14日木曜日に上海の中国船舶館で公開される予定です。この新車はアウディPurpleシリーズの初モデルで、ステーションワゴンタイプの4ドアクーペです。外観雰囲気は、アウディA6 Avantに似ており、「AUDI」ロゴが掲げられています。このシリーズはSAICのIM Motorsのプラットフォームと電気アーキテクチャで構成され、SAICのサプライチェーンをオープン調達し、中国市場のみで販売されます。
今年5月20日、SAICとアウディは、SAICアウディのために複数の高級スマートEVモデルを共同で開発し、スマートデジタルプラットフォームも共同開発することを発表しました。
10月中旬、アウディとSAICの初の新車がアウディ本社インゴルシュタットでメディアに限定公開され、この車に関する詳細情報が徐々に明らかになりました。まず確認されたのは、新車には「フォーリングス」ロゴではなく、「AUDI」の文字ロゴが使われていることです。
11月7日、アウディは新しいラグジュアリーEVブランド「AUDI」を発表し、そのブランドの初のコンセプトカー「AUDI E」も同時に初披露されました。
5月20日の契約から11月7日の発表まで、アウディとSAICによるこの新車の「誕生」はわずか半年に満たない期間で実現されました。昨年7月に両社が戦略的提携の覚書を交わして以来の開発期間を考慮しても、約18か月に満たず、2回の冬夏のテスト条件を満たすのは難しいため、既存のIM Motorのプラットフォームに基づいて設計された可能性が高いとされています。
最終的に「フォーリングス」ロゴは使用されなかったものの、アウディの公式は「AUDI文字ロゴはアウディブランドに属し、中国の合弁会社やパートナーのSAICのものではない」と強調しています。
アウディとSAICプロジェクトのCEOである宋斐明氏は「これは純粋なアウディ車だ」と繰り返し述べています。
アウディの百年以上の歴史の中で、ブランドロゴは「AUDI文字ロゴ」と「フォーリングス」ロゴを幾度も切り替えてきました。これら二つのロゴは、アウディの歴史の流れの中で交錯してきたものの、中国市場参入以来は「フォーリングス」ロゴが一貫して使用されていました。しかし、「AUDI文字ロゴ」の採用は、自動車業界の変革に直面する中、アウディが新たな章を切り開く意思を示すものと考えられます。