BYD「漢」、100万台販売達成 若年層・大都市・男性が主力のユーザー像明らかに

 先月、BYDは100万台目となるBYD「漢(ハン)」を、元中国女子サッカー代表GKの趙麗娜氏に引き渡しました。BYD「漢」は、中国ブランドとして、平均取引価格20万元以上の車種で累計販売台数100万台を突破した初のモデルとなりました。8月13日、BYDは100万台達成時の「漢」ユーザー像(プロフィール)を公表しました。

 公表されたオーナー像によると、BYD「漢」を購入したユーザーは若年層が中心で、90年代生まれと2000年代生まれが全体の64%以上を占めています。そのうち男性が70%以上を占め、圧倒的な購買層となっています。個人ユーザー(非商用車)の割合は95%に達します。

 地域分布では、北京、上海、広州、深センといった一級都市に加え、杭州、蘇州、成都、重慶、武漢などの新一級都市のユーザーが全体の34%以上を占めています。さらに、無錫、長春、済南などを含む三級都市以上まで範囲を広げると、その割合は60%を超えます。

 家庭状況では、既婚者が全体の60%以上を占めるものの、未婚層も40%近くに上ります。

 利用シーンとしては、平日は1〜2人乗車でのビジネス通勤や家族の送迎が多く、休日には2〜4人乗車で半径60km以内の短距離旅行や親族訪問などに活用されています。

 また、乗り換えや買い増しによる購入が全体の約70%を占め、複数車種を比較検討した上で「漢」を選んでいることが分かります。

 購入理由は多岐にわたり、ブランド価値、メガワット級急速充電、外観デザイン、ブレードバッテリー、安全性、経済性などが挙げられます。さらに、全車標準搭載の「天神の眼」運転支援システム、第5世代DMハイブリッド技術、全域800V高電圧アーキテクチャーにより、技術力と性能面でも高い評価を得ています。

 「漢」はBYDの中大型NEV(新エネルギー車)セダンのベストセラーモデルで、純電動版とプラグインハイブリッド(DM-i)版の2種類を展開しています。2025年モデルのメーカー希望小売価格は16.58万〜25.98万元で、ベーシックモデルはカムリやアコードなどの合弁中型車と同程度の価格帯ながら、サイズや装備で優位性があり、コストパフォーマンスが高いとされています。

 100万台達成時の「漢」ユーザー像を発表後、多くのネットユーザーが「BYDの実力はすごい」「BYDは新エネルギー分野で本当に優れている」などと称賛しました。一方で、「彼ら(漢のユーザー)はただのカモだ」と批判する声もあり、コメント欄には具体的な不具合を挙げ、改善を求める意見も寄せられました。

BYD 漢L DM

BYD 漢 ユーザー像(抜粋)ー職業・性別・年代

BYD 漢 ユーザー像(抜粋)ー地域・個人比率

BYD 漢 ユーザー像(抜粋)ー婚姻状況・新規/代替増車比率

BYD 漢 ユーザー像(抜粋)ー購入重視点

出典:BYD

 

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