BYD、新会社を設立し、新エネ車コア部品の外販に力を入れる
報道によると、最近BYDは、新エネルギー自動車のコア部品の対外販売をさらに加速させるために、新会社=弗廸を設立したと発表した。
「弗廸」は、「詩経・大雅・桑柔」の「維此良人,弗求弗廸」に由来し、誠実で信義があり、堅実で精進的であることを意味する。
今回設立を発表した弗廸社は、弗廸電池有限公司、弗廸視覚有限公司、弗廸テクノロジー有限公司、弗廸動力有限公司、弗廸金型有限公司の計5社から構成されている。いずれも2019年5月から12月までの間に設立され、独立採算制をとっている。
このうち、弗迪電池有限公司は2019年5月5日に登録完了し、前身は1998年に設立されたBYDリチウム電池有限公司。同社は電池分野で100%自主研究開発、設計と生産能力を備えており、製品はコンシューマー向け3C電池、動力電池と蓄電池、再利用などをカバーしている。新素材、新技術の研究分野では、すでに多くの研究成果を生み出し、一部産業化を実現しており、IT、自動車、新エネルギー、軌道交通などで応用されている。
弗廸視覚は車載照明と信号システム関連製品、特にLED-次世代半導体車用照明製品の開発と製造に力を入れており、現在は50車種、計600種類のライトとバックミラーを開発しており、「中国のライト工場」と呼ばれている。
弗迪テクノロジー有限公司は16年間の自動車電子とシャシーの研究開発、生産、販売経験を持ち、数多くの自動車電子とシャシー技術を開発し、10大製品ラインを持ち、乗用車、商用車、軌道交通の3大分野をカバーし、BYDの量産車種に170種類の製品を供給している。
弗迪動力有限公司は2003年から自動車動力部品の研究開発を開始し、主な業務は自動車パワートレインだが、新エネルギー自動車全体のソリューション開発にも力を入れている。
弗迪金型有限公司は約20年間の金型の研究開発、制造の歴史と技術経験を持ち、強いエンジニアチームを持ち、最新鋭のデジタル制御の加工設備と専門の車体と部品の溶接生産ラインを持ち、国家ハイテク企業の認定を受けている。
弗迪は、「自動車メーカーだけではない」と表明したBYDにとって大きな意義を持ち、新エネルギー自動車のコア部品の外販業務を開拓する新たな試みとなる。