BYD、3月の国内販売30万台超え!海外販売も過去最高に更新
BYDの最新の販売データが発表されました。報道によると、BYDは3月に30.16万台の新エネルギー車を販売し、この販売成績は前年同期比46.06%の増加を達成しました。更に、前月比では驚異の147.29%の急増です。
注目すべきは、BYDが700万台目の新エネルギー車の生産を達成したことです。価格競争の戦略により、BYDの販売台数は急速に増加しました。BYDは昨年2月以降、「新エネルギー車とガソリン車の同価格」の戦略を展開し、今年の年明けには「新エネルギー車はガソリン車より安い」という「栄耀版」(注)モデルをリリースし、コンパクトタイプの新エネルギー車の価格を8万元以下に引き下げましたが、その効果は非常に大きかったです。
3月には、BYDのほぼ全車種が「栄耀版」に切り替わり、乗用車販売台数ランキングのトップ10のうち7つを独占しました。これにより、3月の販売台数が30万台クラブに復帰し、2024年の初の販売ピークを達成しました。また、BYDは小型車、コンパクトカー、中型車、中大型車、MPVなど、さまざまな車種で新エネルギー車の全面的なカバーを実現しています。
ブランド別では、BYDの王朝/海洋ブランドが286,712台、DENZA(騰勢)ブランドが10,279台、方程豹ブランドが3,550台、仰望ブランドが1,090台の新車を販売しました。
さらに、BYDは国内市場だけでなく、海外市場でも顕著な成果を上げています。2021年5月から「乗用車海外進出」計画を開始して以来、BYDは世界78カ国・地域でトップの販売台数を獲得しています。3月には、BYDは海外での新エネルギー乗用車販売台数で過去最高の38,434台を記録しました。さらに、2022年7月以来、BYDの海外新エネルギー乗用車販売台数は39万台を突破し、2024年の初めの3カ月間の販売台数は10万台に迫っています。
BYDの3月の販売実績から、通年出荷台数は334万台に達し、輸出台数は、当初の見通しである40万台を上回る可能性があることを示唆しています。
注:栄耀(HONOR)は、もともとファーウェイのサブブランドでした。「栄耀版”」とは、ブランドや企業がリリースしたローエンドバージョンや特別仕様版を指します。