BYDが「黒神話:悟空」と戦略提携!ゲームと車の異色コラボにネットの反響は?
10月20日、BYDは最近ブレイクしたゲーム「黒神話:悟空」とグローバル戦略提携を締結したと発表し、BYDは同ゲームの唯一の自動車ブランドパートナーとなりました。
「黒神話:悟空」は中国初のAAA(トリプルエー)級ゲームで、8月20日に発売されて以来、1時間で100万台を突破し、3日間で1000万台を超えるという驚異的な成績を記録しています。主なユーザーは中国国内に集中しているものの、徐々に世界的に人気のスタンドアロン大作となりつつあります。
今回の両社の戦略的提携内容について、公式発表によると、提携内容はBYDと「黒神話:悟空」がゲームサイエンスと提携し、古跡をデジタル資産としてスキャンし、今後の修復作業に科学的根拠を提供するというものです。2024年には、まず山西省から始め、地方博物館と共同で国宝のデジタルスキャンを行う計画です。両社は今後、他の省でのスキャン計画も発表し、古跡資産の保護を支援していく予定です。
また、双方のブランドイメージの向上も予想されています。BYDは新エネルギー車分野で世界トップブランドとして知られ、「黒神話:悟空」は中国ゲーム業界の代表的な作品です。両社の提携は強力な連合と言え、この提携によって双方のブランドイメージと知名度が国内外でさらに高まることが期待されています。
しかし、この発表内容だけでは、BYDと「黒神話:悟空」が具体的に何をしようとしているのか、はっきりとは理解されていません。そのため、ネット上ではさまざまな議論が飛び交っています。
一部のネットユーザーは、BYDとゲームサイエンスがどのように協力していくのかを疑問視しており、「ゲームを買うとBYD車が付いてくるのか、それともBYD車を買うとゲームが付いてくるのか?」といった冗談も見られます。
BYD「漢」の所有者からは、「心配しないでください。BYDの貧弱な車載機では、そのゲームを動かすことはできません」との皮肉なコメントもあります。
さらに、ネット上では「BYDの広報総経理である李雲飛氏がゲームファンであり、この提携は彼の思い付きなのではないか?」と揶揄する声もあります。また、「BYDの王朝シリーズがもうすぐ使い尽くされるので、次は西遊記シリーズのキャラクターである悟空や李天王、八戒をモデルにした新しい車がリリースされるのではないか?」との推測もあります。
総じて言えば、BYDと「黒神話:悟空」のグローバル戦略提携は斬新な試みです。この提携が一時的なマーケティング戦略に過ぎないのか、業界にどのような影響を与えるのかは、今後の展開に注目が集まります。