BYDとウーバーが戦略提携!主要市場に10万台の電気自動車を投入へ

7月31日、BYDは、ウーバー(Uber)と長期にわたる戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。これにより、BYDは世界の主要市場に新型電気自動車を10万台投入し、ウーバープラットフォーム上の電気自動車ラインナップを拡充する計画です。

BYDの王伝福会長兼総裁は、「BYDとウーバーは共にイノベーションに取り組み、よりクリーンでグリーンな世界を構築することを目指しています。ウーバーと共に未来に向かって進めることを大変嬉しく思います」と述べました。ウーバーのDara Khosrowshahi最高経営責任者も、「世界中のより多くの人に電気自動車のメリットを体験してもらえることを非常に嬉しく思っています。ウーバーのドライバーが電気自動車に乗り換えると、通常のドライバーよりも4倍の排出削減効果が得られます」とコメントしました。

より多くのドライバーが電気自動車を選択するよう、両社は充電割引、車両メンテナンス、保険の特典を提供するほか、各市場の具体的な状況に応じた融資およびリースプランも提供する予定です。また、両社は自動運転技術の開発にも協力し、BYDのスマート運転技術を搭載した車両をウーバープラットフォームに導入する計画です。

提携はまず欧州とラテンアメリカから始まり、中東、オーストラリア、ニュージーランドなどにも拡大し、より多くの乗客が環境に優しい移動手段を体験できることを目指しています。

近年、BYDのグローバル展開も加速しています。2023年、同社の海外新エネルギー乗用車の販売台数は前年同期比337%増の24万台を突破しました。2024年上半期には累計で20.34万台を輸出し、前年同期比で173.8%増加しています。今後、海外工場の建設や自社輸送船団の拡充に伴い、BYDの世界市場での拡大はさらに加速する見込みです。

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