東風汽車、ハイエンド電気自動車ブランド「嵐図」を立ち上げる

東風汽車集団(以下、「東風汽車」)は17日、武漢市で新たなハイエンド電気自動車ブランド「嵐図」を発表し、嵐図ブランドの中心チームが初めて登場した。

2019年4月、東風集団がコードネーム「H計画」のハイエンド新エネルギープロジェクトを準備しており、東風の既存システムから独立したブランドを構築し、一汽「紅旗」と対抗していることが明らかになった。2019年末、東風集団副総経理の尤崢氏はH計画の存在を認めた。2020年5月7日、東風汽車集団董事長の竺延風氏が新設のh事業部の従業員に送った公開書簡とともに、東風h事業部は正式に公衆の視野に入った。

「中国自動車市場の消費の高度化に伴い、20-35万元のミドルクラス市場が急速に成長しており、国内乗用車市場の中で唯一増加しているセグメント市場だ。このセグメントは未来の新技術を担うことができ、これは我々がHブランドを計画する原因の一つだ」と尤崢氏は説明した。

「嵐図」は「全く新しい戦略、全く新しい組織メカニズム、全く新しいビジネスモデル及び全く新しいチーム」でできていると宣伝され、話題を呼んでいるものの、東風汽車の国有企業の体質はもとより、過去の実績や技術力など、どれをとっても地場メーカーの中で優れているわけではないため、「嵐図」ブランドの成功の可能性に懐疑的な見方もある。

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