ホンダ、中国でガソリン車工場2カ所閉鎖、電気自動車生産加速へ
7月25日の情報によると、ホンダは中国でのガソリン車工場2カ所を閉鎖し、ガソリン車の生産能力を3割削減すると発表しました。
ホンダの中国合弁企業である広汽ホンダは、世界最大の自動車市場である中国でガソリン車の生産能力を3割削減し、工場閉鎖などを通じて、2023年のホンダの世界生産量の約12%に相当する約50万台の生産能力を削減すると明らかにしました。ホンダは中国でのガソリン車の年産能力を149万台から100万台に削減します。現在、日系自動車メーカーは中国で明らかに低迷していますが、ホンダの今回の減産は日本自動車メーカーの中で最大規模となります。
ホンダは第一歩として、中国にあるガソリン車工場7カ所のうち2カ所を閉鎖または生産停止します。広東省広州市の工場は10月に閉鎖され、湖北省武漢市の工場は11月から操業を停止します。
工場を閉鎖する前に、ホンダは中国で人員削減を開始していました。今年5月、複数のメディアは、広汽ホンダが段階的に通知する形で、大規模な人員削減を開始したと報じました。削減規模は千人に上る見込みです。内部関係者によると、今回は全体的な人員削減で、複数のラインに及んでいるとのことです。
ホンダによると、今回の調整は中国市場の変化に対応し、市場の需要により適応し、電気自動車の生産を加速させるためです。広汽ホンダ側は、新たに建設する新エネルギー生産ラインを2024年11月に稼働させ、「ゼロ炭素工場」と「ホンダグローバルスマート製造ベンチマーク工場」の構築に力を入れると発表しました。
データによると、今年上半期、ホンダの中国での累計販売台数は41.5万台で、前年同期比21.5%減少しました。業界関係者は、販売台数が減少した主な原因はガソリン車の市場シェアが縮小したことですが、ホンダの電気自動車モデルはまだ規模効果を形成していないと分析しています。このほか、BYDなどの中国国内の電気自動車ブランドの急速な台頭も、合弁ガソリン車市場に大きな圧力を与えているとしています。