NIOは1000人規模の人員削減?
NIO(蔚来)の退職者数人がこのほど、自動車メディアの「未来汽車日報」に明らかにしたところによると、同社は最近人員を削減している。
退職した従業員の1人は、7月末時点で在職している従業員が約8400人いたことを打ち明けた。この数字は今年3月、NIOのCEOの李斌氏が対外的に明らかにした従業員数(約9800人)に比べ、1400人減少した。
8月1日、NIOの秦力洪総裁はこれについて、「NIOは今年、社内リソースの最適化を進めており、運営効率を高めることはこの段階で我々がすべきことだ」とメディアにコメントした。
また、秦力洪総裁によると、NIOの従業員数はピーク時でも10000人を超えておらず、現在の従業員数は8800人程度と明らかにした。李斌氏と前出の退職者の話と照らし合わせても、実質的に1000人程度減少した。
人員削減は研究開発部門とマーケティング部門に集中?
NIO元従業員の1人によると、今回の人員削減は国内外の研究開発部門およびマーケティング部門に重点が置かれ、試用期間の従業員が中心となり、NIOは削減対象者に1カ月分の給与を支給する。
「今年1月からほぼ2カ月に1度組織構造調整が行われている。これは事実上のリストラだ。一部の海外や国内チームは解散されたか、再編されている。…一部の部門ではすでに30%削減されている。…ここ1年で40%近くリストラされている」と前出の退職者は言う。
在職しているNIO従業員の1人も、年明けからリストラを続けていると証言した。
これに対し秦力洪総裁は、NIOの従業員数はピーク時10000人を超えておらず、9000人超だったので、40%減いう報道は事実ではないとの見解を示した。一方、NIO関係者の1人によると、NIOは今年上半期に約4.5%の人員を失ったものの、自然流出も含め、正常な水準だと大規模な人員削減報道を否定した。