2019年8月22日
NIOが金欠?9月にさらに1200人削減へ
NIO(蔚来)はまた新しい「ダイエット計画」を始めた。メディアの報道によると、蔚来の創業者である李斌董事長兼CEOは22日午後、業界情勢と会社事情に重大な変化が生じているため、蔚来が9月にさらに1200人を削減することを確認する内部書簡を発表した。同総裁によると、今回の人員削減後、蔚来の全世界の従業員数は7500人となる。
「蔚来は今、本当にお金がない。最初の1万人前後の規模からこれまでずっと減り続けている」。蔚来のある従業員はマスコミに、「今後半年から1年はリストラが続くだろう」と伝えた。
これは今年に入ってから2回目の人員削減となる。李斌氏は今年3月にも、蔚来汽車が急速な発展の中で一部の余剰人員の存在を認め、上半期中に既存チームを3%削減し、総人数を9500人以内に抑えるとの内部書簡を発表し、また、2019年に達成すべき3つの目標は、年間ユーザー発展計画、運営効率の大幅な向上、および第2世代プラットフォームNP2のスタートだと述べている。
「血づくり」が遅れている蔚来は、様々な難題に直面している。財務報告によると、同社は3年間で172億3000万元の赤字を記録した。蔚来は、資金難の中、自社工場を建設する計画が暗礁に乗り上げた後、EVフォーミュラ1チームを売却するなどで、時間稼ぎに乗り出した。昨年の上場以降、需要の減退、何度か起きたバッテリーの発火事故などを受けて、蔚来の株価も続落している。
蔚来にとって人員のリストラは運用コストの削減につながるが、「立ち往生」の蔚来を本当に救うには、さらなるほかの努力が必要になるかもしれない。
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