テスラCybertruck、工業情報化省に登録、中国市場参入の可能性が高まる
最近、テスラのCybertruckが中国工業情報化省(MIIT)の自動車エネルギー消費量検索サイトに登場し、中国市場への参入が近いのではないかと注目を集めています。
自動車エネルギー消費量検索サイトによれば、CybertruckはM1類乗用車に分類され、駆動モーターのピーク出力は206kW、222kW、222kWで、航続距離は618km、100kmあたりの電力消費量は22.6kWh、開始日は2024年12月11日とされています。また、車両重量は3104kg、最大設計総重量は3700kgと記載されています。
エネルギー消費量の表示によれば、Cybertruckの電力換算燃料消費量は100kmあたり2.62リットルで、エネルギーコストの推定値は100kmあたり14.92元(約240円)です。これらのデータは、Cybertruckが中国市場に適応するための初期参考情報となります。
しかし、自動車エネルギー消費量検索サイトへの登録は、Cybertruckが中国市場に参入するための第一歩に過ぎません。今後、中国の安全基準や法規制に適合するための外観や設計の調整など、他の必要な手続きや審査が必要です。さらに、ピックアップトラックは中国ではトラックと分類されており、乗り入れ規制などを導入した大都市も多いため、Cybertruckが中国市場でどのように位置づけられ、受け入れられるかも検討する必要があります。
それにもかかわらず、今回自動車エネルギー消費量検索サイトに登場したことは、テスラがCybertruckの中国市場参入に積極的であることを示しています。以前からCybertruckが公式ルートで中国に導入されるかどうかについて疑問がありましたが、今回の動きはその疑問に対する明確な方向性を示しています。Cybertruckが中国市場に参入する可能性は大幅に高まっており、中国の消費者がこのユニークな電動ピックアップトラックを手にする日が近づいていると言えるでしょう。
中国自動車エネルギー消費量検索サイト