テスラ上海ギガファクトリー、100万台目の海外輸出達成!1-8月で19万台超を世界市場へ
9月28日、テスラ上海ギガファクトリーで歴史的な瞬間が訪れました。テスラのグローバル副社長Grace Tao氏はSNSで、テスラ上海ギガファクトリーのModel 3の組立現場で、100万台目となる中国製テスラの海外輸出車がラインオフし、上海南港埠頭からイギリスに向けて出航していると紹介しました。
わずか数週間前の9月6日には、上海ギガファクトリーで200万台目の完成車がラインオフされたばかりで、今回さらに新たな記録が更新されました。
テスラ上海ギガファクトリーは、100万台目を達成するまでに33カ月を要しましたが、「100万台」から「200万台」まではわずか13カ月で達成しました。今年9月には、世界全体で500万台目のテスラ車が上海ギガファクトリーでラインオフされ、400万台目からわずか6カ月後という驚異的なペースでの達成となりました。今回ラインオフされた500万台目の車両は、テスラのModel 3です。
テスラ上海ギガファクトリーは、2020年1月からModel 3の生産を開始し、1年後にはModel Yの生産も開始しました。この工場は、驚くべき効率とスピードで大量生産を行うだけでなく、テスラの世界的な輸出センターとしても機能しており、中国製テスラはヨーロッパやアジア太平洋地域など、多くの市場に輸出されています。2021年4月には、上海ギガファクトリーから本格的に海外市場への輸出が始まり、初月の輸出台数は14,174台に達しました。今年1月から8月にかけて、テスラ中国は199,437台の車両を輸出しています。
さらに、テスラは上海臨港でエネルギー貯蔵工場の建設を加速しており、2025年第1四半期には稼働予定です。この工場では、年間1万台の超大型商用蓄電電池「メガパック」(Megapack)を生産し、エネルギー貯蔵能力は40GWhに達し、世界市場に供給する計画です。
テスラのイーロン・マスクCEOは今年6月、上海で「テスラ上海ギガファクトリーは、世界で最も生産効率の高い工場の一つであり、製造される車両も世界最高品質の一つだ」と述べました。テスラは、次の100万台の生産もさらに短期間で達成されるだろうと予測しています。