VWは今後4年間で中国に150億ユーロを投資し、2025年までに新エネ車15車種投入予定

ベンチャーITメディアの36krの報道によると、9月28日、フォルクスワーゲン(中国)(以下は「VW(中国)」は、2020年から2024年までの間に、傘下の合弁企業である上汽VW、一汽VW、江淮VWと共同で電気自動車分野に約150億ユーロを投資する計画を発表した。VWはこれに先立ち、同期間に世界の電動モビリティ分野に330億ユーロを投資すると発表した。

VW(中国)CEOの馮思翰氏によると、VWは中国自動車市場で大規模な電動化を実現し、2025年までに15車種の新エネルギー車種を現地で生産し、VW製品ラインアップにおける電気自動車車種の比率を35%に引き上げる計画だ。

MEBモジュール化電気自動車製造プラットフォームはVWが上述のビジョンを実現する最も直接的な手段の1つと考えられており、このプラットフォームはその次世代電気自動車IDシリーズの開発と製造の基礎でもある。

VWの安亭(上海)と佛山(広東)にあるMEB工場の電気自動車生産能力は年間60万台で、現在量産予定の車種はすでにラインオフしており、10月中に生産を開始する。VWのIDシリーズの新エネルギーSUVモデル「ID.4」もこのほど、世界向けに発表された。来年初め、一汽VW佛山工場と上汽VW安亭工場で生産された電気自動車は中国市場に販売される。

今年、VWはバッテリーサプライヤーの国軒高科、CATL、万向一二三と相次いで提携の話を進めている。戦略的投資を通じて、VWは国軒高科の株式26%を取得し、万向一二三に100億元を発注した。また、今年からVWの国産新エネルギー車にCATLの電池を採用する予定だ。

これだけでなく、VWも充電インフラの建設に大規模に投資しており、星充電、一汽集団、江淮汽車と共同で「開邁斯新能源科技有限公司」を設立している。「開邁斯新能源科技有限公司」を通じて、VWグループは顧客に専用壁掛け式充電器を提供すると同時に、比較的強い競争優位性を持つ公共直流充電ステーションネットワークを配置することができる。

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