VWとXpengの再提携!中国最大規模の超高速充電ネットワーク構築へ

1月6日、フォルクスワーゲン(以下、VW)(中国)とXpengは、戦略的提携を正式に発表し、覚書(MOU)を締結しました。両社は協力して、中国最大の超高速充電ネットワークを構築する計画を進めています。この提携を通じて、両社は資源と技術の強みを統合し、中国の電気自動車ユーザーに全国規模で便利な充電体験を提供することを目指します。

協力契約に基づき、VW(中国)とXpengは、それぞれの専有する超高速充電ネットワークを相互に開放し、共同ブランドによる超高速充電ステーションを建設します。今後、両社は2万基以上の充電ターミナルを備えたネットワークを構築し、中国420都市をカバーする計画です。このネットワークは、両社が持つ高出力液冷技術やネットワークカバレッジにおける補完的な強みを活用し、顧客により効率的かつ便利な充電サービスを提供します。

さらに、車載システム、スマートフォンアプリ、充電設備のデータ相互接続を通じて、充電体験を最適化し、多様なニーズに対応します。VW(中国)のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるコン・ノーイ氏は次のように述べています。「今回の提携は、中国における電動モビリティの推進に向けた我々の決意を示すものであり、一線都市から遠隔地まで、どこにいても快適に充電できる利便性をお客様に提供します。」

今回の提携は、VWとXpengによる長期的な戦略的パートナーシップの最新の進展を示しています。2023年7月、VWはXpengの株式4.99%を取得し、戦略的技術協力の枠組み協定を締結しました。その後、2024年には、プラットフォームおよびソフトウェアの戦略的技術協力協定や電子電気アーキテクチャに関する戦略協力協定など、重要な協力文書を次々と締結し、スマートコックピット、高度運転支援システム、プラットフォーム共用部品調達といった分野での協力をさらに深化させています。

同時に、VWは中国市場における全面的な電動化戦略を加速しています。同グループは2030年までに中国市場で30車種以上の純電動モデルを投入する計画を立てています。また、XpengやSAIC(上汽)などのパートナーとの協力を通じて、電気自動車の製品ラインアップをさらに充実させる方針です。VW傘下の充電合弁企業である開迈斯新能源科技有限公司は、今回の提携を支援する予定であり、これまでに213都市で1万3,000基以上の充電ターミナルを展開しています。今後はさらにネットワークのカバレッジを拡大する計画です。

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