8月乗用車市場:政策ブースト、3年ぶりの夏の活況と新エネルギー車の伸長で、前年比2.5%増

2023年9月8日の午後、乗聯会が発表した最新のデータによると、中国の乗用車市場は今年8月、前年同期比2.5%増、前月比8.6%増の192万台に達し、1-8月の累計では前年同期比2%増の1322万台となりました。

この成果について、乗聯会は以下の3つの要因を挙げています:

夏の休暇の復活: コロナ禍から3年ぶりの夏休みとなり、多くの家族が外出や旅行を楽しむ計画を立てています。悪天候にもかかわらず、自家用車を購入して旅行する選択肢が人気を集めています。

消費促進政策の強力な支援:自動車業界の成長と安定を支えるために、政府が国レベルでの政策指針を採用しています。商務部が主導する「百城連動」自動車フェスティバルと「千県万鎮」新エネルギー車消費シーズンイベントは、各地のモーターショーや消費券の配布などの活動と連動し、消費者の信頼感を高めています。

成都モーターショー: 成都モーターショーの前後に多くの新製品や低価格車が市場に登場し、消費者の関心を引きました。

新エネルギー車市場においても、8月には驚異的な成長が見られました。新エネルギー車の小売販売台数は71万6千台に達し、前年同月比34.5%増、前月比11.8%増でした。国内での新エネルギー車の浸透率(乗用車全体に占める新エネルギー車の割合)も37.3%に上昇し、うち、自主ブランドが60.2%、高級車が30%となりましたが、合弁ブランドはわずか5.2%にとどまり、その差が鮮明です。

自動車メーカーにおいても、新エネルギー車の販売(卸売ベース)が好調で、15社が1万台以上を販売し、全体の87%を占めました。うち、BYDは274,086台、吉利は47,299台、広汽AIONは45,029台、長安は36,919台、理想汽車は34,914台、SAICは26,615台、長城は26,266台、NIOは19,329台、LeapMotorは14,190台、Xpengは13,988台、NETAは12,103台、奇瑞は10,579台に達しました。

乗用車の輸出については、輸出輸送力の向上に伴い、8月の輸出台数は前年比1.7%増となり、前月比では11.8%減の7.8万台でした。自主ブランドは28.4万台に達し、前年同期比で58%増加し、前月比では14%増加しました。一方、合弁ブランドと高級ブランドの輸出は4.6万台と39%減少しました。新エネルギー車は7.8万台輸出され、乗用車輸出の約24%を占めました。

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