補助金はもうすぐなくなり、新エネ車メーカーは生存競争突入へ

13年間続いた新エネ車財政補助金が今年で打ち切られようとしている。中国市場出は、BYDや吉利を始めてとして、年末に向けて続々と値上げする動きが目立つ。

市場専門家によると、今年年末に広範囲の新エネ車値下げラッシュが発生しないばかりか、むしろ値上げラッシュが来る可能性がある。。

補助金がなくなると、値上げせざるを得ないかもしれないが、値上げは競争力の低下につながり、販売台数が減ると元も子もない。値上げは決して長続きせず、収益性こそが自動車メーカーの生き残りの条件である。

現在、新エネ車メーカーはほとんど赤字である。新規産業のため、赤字は避けられず、当初2-3年続くのではないかとの観測があった。新エネ車が好調に転じた2020年から計算すると、今年と来年に、業界全体はそろそろ黒字に転換する時期がくるであろう。

しかし現在のところ、国内の新エネ車産業では、儲かる自動車メーカーはごく少数である。今年1-9月期に黒字を達成したのは、上汽GM五菱、BYD、テスラ中国のみで、残りの自動車メーカーはいずれも新エネ車部門の黒字化に関するニュースが伝わっておらず、赤字が常態化している。

補助金がストップし、研究開発への投資が拡大しているうえ、赤字が続いている。中国国内の新エネ車メーカーの今後の道のりは決して順調ではない。「マタイ効果」が働き、一部恵まれた新エネ車メーカーは優れたパフォーマンスを見せるが、残りの多くは生存競争へ突入するであろう。

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