NIO、ES8をMobileyeに提供し、イスラエルでL4自動運転テストを実施
昨年11月、自動車スタートアップ企業の蔚来汽車(以下はNIO)は、Mobileyeとハイレベルの研究開発プロジェクトで提携すると発表した。このプロジェクトの一環として、NIOはMobileyeが開発したL4自動運転キットの生産と自動車へのインストールを担当する。先日、L4自動運転キットを搭載したNIOの電気自動車ES8がイスラエルに発送されたと報じられた。
このようなL4自動運転車は最終的には自動運転タクシーとなり、MaaSを提供するが、個人にも販売される。 契約条件に基づき、NIOはMobileyeが進行中の他のプロジェクトのためにも自動運転キットの量産を引き受ける。またMobileyeは電気自動車のバッテリーが切れる前に、最短のルートで最寄りの充電スタンドまで自動運転で案内し、人手による介入なしに充電できるシステムをNIOの電気自動車のために開発している。
NIOの最新型ES8は、今年4月に中国で納車を開始したばかりで、前輪に160キロワット永久磁石モーターと後輪に240キロワットのインダクションモーターを搭載した四輪駆動式SUVで、最大544馬力、4.9秒の0-100km/h加速タイムを実現している。新型ES8はグレード別に70kWh、84kWh、100kWhの3種類のバッテリーパックを搭載しており、NEDCの航続距離はそれぞれ415km、485km、580km。6人乗りと7人乗りの2種類を提供し、補助金適用前の販売価格は46.80万元だ。
Mobileyeは自動運転キットをNIOの電気自動車に提供した後、両社はイスラエルの道路で自動運転テストと研究開発を行う予定だ。
NIOが今後いつイスラエルの自動車市場に進出するかは不明だ。同社はイスラエルの輸入業者と交渉しているが、まだ合意に達していないため、現在、NIOはイスラエルでの販売代理店や具体的なマーケティング計画を持っていない。