BaaS、NIOはバッテリーレンタルサービスを発表
NIO(蔚来汽車)は20日、バッテリーレンタルサービス「BaaS」(注)計画発表会を開催し、BaaSサービスを正式に発表した。同サービスは車本体とバッテリーの分離、バッテリーのレンタル、充電、交換、アップグレードのいくつかのプランを提供している。実施案によると、NIOの全車種を購入する際にバッテリーを購入する必要がなく、車の価格を7万元(70KWhのバッテリーパックに対応)削減することができ、毎月980元のサービス料を支払う必要がある。
現在、新エネ車補助金適用後に最も安いNIOのES6 SUVの販売価格は、バッテリーパックなしで27万3600元、バッテリーパック付きで34万3600元となる。これは販売価格が7万元削減されることを意味する。
報道によると、BaaSユーザーは実際のニーズに応じて異なる容量のバッテリーパックをレンタルし、月額でサービス料を支払うことができる。BaaSサービスの導入は、自動車購入のハードルを大幅に下げ、自動車購入と自動車利用の間のコストバランスをより良くする。
設立以来、NIOは車と車本体とバッテリーの分離を推進しており、バッテリー交換所の設置などを含む新ビジネスモデルを導入してユーザーを引きつけている。現在、同社は全国に143のバッテリー交換所を整備しており、ユーザーはそこで使用済み電池を満充電の電池に交換できる。
NIO最高経営責任者(CEO)の李斌氏は、同社は毎週にバッテリー交換発電所を新規に建設し、来年には300ヵ所を整備する計画だと述べた。
8月18日、NIO、CATL、国泰君安、湖北省科技投資集団有限公司の4社は共同で、「武漢蔚能電池資産有限公司」を設立した。この4社はそれぞれ新合弁会社の株式25%を保有している。
この新合弁会社の登録資本金は8億元で、NIOのBaaSにバッテリーを提供する。
注:BaaS(battery as a service)=NIOのバッテリー・レンタル・サービス