百度が率先してT4自動運転テストナンバープレートを取得、テクノロジー企業が自動車メーカーより一歩先?
北京市自動運転テスト管理連席グループは7月1日、第1陣のT4級自動運転テストナンバープレートを正式に発行した。大方の予想通り、現在最も技術力が高いと言われている今回の5枚のナンバープレートがすべて百度に手中に収められている。
全国で初めて自動運転道路のテスト規範を発表した都市として、北京はほとんど唯一、発行するテストナンバープレートに対して異なる等級を設定した都市だ。上海、広州、深セン、重慶などの都市はいずれもこのやり方をしていない。
これは世界初の「発明」とも言える。交通シーンの複雑さで自動運転能力のレベルを分ける。交通密度、車線タイプ、交差点形態、交通施設の種類、地域の特徴、交通参加者の特徴、交通手段構成などの次元から、都市交通の複雑さを五つのシーンに分ける。
各种の都市交通シーンの下で、認知能力と交通法規遵守能力、実行能力、応急処置能力、総合運転能力、コネクテッド運転能力の5つの次元から自働運転能力をそれぞれT1~T5の5ランク付ける。車両が「V2X車-路連携」機能を備えていれば,TXと特記される。
近年、百度に代表されるテクノロジー企業は自動運転技術においてはダントツに強いと言われている。6月末時点で、中国国内の自動運転道路のテストナンバープレートを取得した企業数は47社に達し、テクノロジー企業は40%占める。また、ナンバープレートを取得した企業のトップ3はいずれもテクノロジー企業で、中国の伝統的な完成車企業は計27枚の路上テストナンバープレートを取得しただけだ。
これは、テクノロジー企業は自動運転技術において自動車メーカーよりも一歩先に出ているイメージを人々に与えかねない。これについて北京智能車聯産業創新センターの関係者は、「両者の考え方は異なり、自動車メーカーは自動運転の商品化をできるだけ早く実現することを望んでいるが、テクノロジー企業は、中間のステップを飛ばして、自動運転の問題を根本的に解決したいと考えている」と述べ、テクノロジー企業は自動車メーカーより優れているわけではないと強調した。