ボッシュは商業化実績のある自動運転スタートアップ企業のUISEEに戦略投資
2月26日、自動運転スタートアップ企業のUISEE(馭勢科技)はこのほどラウンドB融資を完了したと正式に発表した。Bラウンド融資では、ボッシュからの戦略投資を獲得したという。
2016年に設立されたUISEEは、北京に本部を置き、無人運転技術の研究開発に注力している。4年間の研究開発を経て、同社が自主開発した自動運転プラットフォーム「U-Drive」をベースに、物流とモビリティ分野向けに無人運転ソリューションと商業化サービスを提供しており、無人マイクロバス、無人物流、乗用車自動運転など多くの応用シーンで実用化を実現している。
2019年末、同社の「高安全性多用途L4級自動運転システム」は数多くのライバルに勝ち抜き、工業情報化省の「次世代人工知能産業の主要イノベーションプロジェクト」を引き受けた。これと同時に、香港国際空港と提携し、空港内で無人配送車を利用して旅客に荷物輸送サービスを提供し、空港の実際の作業環境で運行する世界初の無人運転の常態化運営事業となり、初めての無人貨物配送の商業化サービスとなっている。
今回UISEEに実際投資したのは、ボッシュ傘下のRobert Bosch Venture Capital(RBVC)で、全世界で革新的なベンチャー企業を探すことを目的としている。自動運転業界で同社は、自動運転のハードウェアとソフトウェアの一体化ソリューションとレーザーレーダーの2つの分野に最も注目しており、中国の自動運転分野において、UISEEのほかレーザーレーダースタートアップ企業のHesai Photonics Technology(禾賽科技)にも投資している。
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