ボッシュのクラウドサービス、バッテリーの寿命を2割延長、DiDiが最初の利用客?

バッテリーの劣化が早ければ早いほど、性能や容量が低下し、車の走行距離も短くなるという。 バッテリー持続時間を長くするため、独ボッシュ・グループ(Robert Bosch GmbH)は車両のバッテリー管理システムを補完する新たなクラウドサービスを開発している。ボッシュは現地時間7月8日、電気自動車用バッテリーの寿命を20%延ばすサービス「クラウド・バッテリー(Battery in the Cloud)」を発表した。

ボッシュのクラウドシステムに接続されたバッテリーは常に監視され、さらに運転スタイル、環境要因などに基づいてバッテリーが受けるストレスを分析し、バッテリーの劣化を防止したり、遅らせたりする適切な行動を取ることができる。この情報は、バッテリーの稼働時間を予測するだけでなく、充電プロセスを最適化したり、ゲージモニタを使用してバッテリーの節約方法をドライバーに提示したりするのにも役立つ。

同社のこのサービスの最初の顧客はモビリティサービス会社のDiDi(滴滴出行)で、DiDIは、アモイで試験車両をボッシュのクラウドシステムに接続してテスト中という。

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