恒大グループ、傘下の電気自動車企業NEVSを売却か、評価額10億ドル

自動車ポータルサイトのauto.gasgoo.comが海外メディアの情報を引用したところによると、デフォルト危機に瀕している大手デベロッパーの恒大グループは、傘下の国能電気自動車スウェーデン子会社(National Electric Vehicle Sweden、以下は「NEVS」)を、米国や欧州のベンチャーキャピタルや業界パートナーに売却する交渉を進めている。

現在、恒大グループは3,000億ドルを超える債務不履行に対応している。恒大はこれまでに3回にわたって債券の利息を期限までに支払わなかったばかりか、現金調達のために資産の一部を急いで売却しようとしている。

NEVSは、恒大グループ傘下の恒大汽車(Evergrande New Energy vehicle Group)のスウェーデン子会社で、4年前に中国で電気自動車の生産ライセンスを取得した。

恒大グループはこれまで、数十億ドルを投じてスウェーデンのNEVSなどの自動車技術開発業者に出資し、独Hoferパワートレイン・グループやコニセック・オートモーティブ(Koenigsegg)とも合弁企業を設立している。

恒大汽車は9月に証券取引所に提出した文書で、同社は依然として新たな投資家を探し、資産売却を進めており、実現できなければ従業員の給与やその他の費用の支払いが困難になる可能性があるとした。

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