吉利汽車、Mobileyeと提携、LINK & CO ZEROコンセプトカーに新型ADASシステムを搭載
吉利汽車は、北京モーターショー(2020年9月26日開幕)前の「LINK & CO(領克)ブランド」イベントで、ハイエンド電動コンセプトカー「LINK & CO ZERO」を発売した。このコンセプトカーにはLINK & CO CoPilotソリューションが搭載されており、イスラエルの自動運転企業MobileyeのSuperVisionサラウンドビュー高度運転支援システム(ADAS)のサポートにより、OTA機能が搭載されている。Mobileyeの成熟した量産可能なSuperVisionシステムは、同社の先進的なEyeQ5 SoC(システムオンチップ)をベースに構築されており、拡大しつつある量産能力と組み合わせることで、吉利汽車が2021年秋から消費者に新しい高度な運転支援システムを提供することが可能にする。
MobileyeのSuperVisionシステムでサポートされているLINK & CO CoPilotソリューションは、ADASシステムからAV(自動運転)に拡張できる初のシステムであり、サラウンドビューカメラやその他の運転支援やナビゲーション技術を初めて採用している。さらに、これらのテクノロジーはMobileyeの最先端のオンチップシステムであるEyeQ5によってサポートされている。このソリューションは、高度な安全技術を実現し、複数の異なる運転シーンでドライバーを支援することができる。
吉利汽車は数年以内に量産可能なLINK & CO ZEROコンセプトカーでハイエンドの運転支援機能を実現するほか、Mobileyeと複数のADASに関する提携を締結し、吉利汽車傘下の各ブランドや車種に、例えば、自動緊急ブレーキ(AEB)や車線維持補助(LKA)などを含めて、Mobileyeのセンサー技術やMobileyeがサポートするADAS機能が搭載される予定。