トヨタ、来年20万元以下の新型電気自動車を投入か
「第一財経」が海外メディアの報道を引用したところによると、トヨタ自動車は手頃な価格で広いスペースの小型電気自動車を開発しており、同モデルの後部座席のスペースはトヨタカローラよりもわずかに大きくなるという。また、BYDのリン酸鉄リチウムブレードバッテリーを搭載し、同社の低コストのエンジニアリング技術を利用することで、この車の価格競争力を高める。新車の販売価格は20万元を下回る可能性がある。2022年4月の北京モーターショーでコンセプトカーとして登場し、その後、トヨタの新型EV「bZ」シリーズの第2弾として来年末に発売される見込みである。
BYD側は本日、記者の取材に応じた際に、「現在、プロジェクトは研究開発の秘密保持段階にあり、具体的には双方の公式発表を待ってください」と述べた。
トヨタは2021年4月、上海モーターショーで、新たなプラットフォームをベースにしたbZ EV専用シリーズと、同シリーズ初のコンセプトカー「トヨタbZ4X」を発表した。先月開催された広州モーターショーでは、トヨタの量産車「bZ4X」がお披露目されており、今後は中国と日本で同時に生産する計画で、2022年半ばに世界で同時に販売される予定である。計画によると、2025年までにトヨタのbZ EVシリーズは7車種を発売し、うち中国では5車種を発売する。第一財経記者がトヨタ内部の関係者に明らかにしたところによると、中国市場に投入されたトヨタのbZ4XはCATL(寧徳時代)と共同開発したバッテリーパックを搭載し、トヨタの生産ラインで生産を行っている。
トヨタはこれまでハイブリッド技術にこだわり、ハイブリッドから直接水素燃料電池車(FCEV)の分野に踏み込む計画を立てていたため、一時は世界の電気自動車を中心としたコースからずれていたが、近年は葛藤を進めて電気自動車の開発を加速し、2019年にはCATLとBYDにそれぞれ手をつなぎ、電動化産業チェーンの布石を強化している。