2020年5月30日
VWは10億ユーロで江汽控股の50%の株式を取得、新エネ車合弁会社の株式を75%まで保有へ
5月29日、VWは10億ユーロを投資し、江汽控股(JAC Group Holdings Limited)の株式50%を取得すると同時に、地場―メーカーの江淮汽車(JAC)との間で設立した新エネ車合弁会社の江淮VWの株式を75%まで増資し、合弁会社の管理権を握ったと発表した。また、11億ユーロを投資してバッテリーサプライヤーの国軒高科(Guoxuan High-Tech Co.,Ltd.)の株式約26%を取得し、同社の筆頭株主となる。各契約は関連部門の承認を得た後、今年末までに関連取引を完了する計画だ。
江汽控股(JAC Group Holdings Limited)は、地場自動車メーカーの江淮汽車の親会社で、江淮汽車の株式25.23%を保有している。上記公告内容によれば、三者は約束した期間内に増資の最終合意に達することができれば、今後、江汽控股、江淮汽車、合弁会社の江淮VWの株式は以下のようになる。
フォルクスワーゲン(中国)投資有限公司(以下はVW中国)と安徽省国有資産監督管理委員会はそれぞれ江汽控股の株式50%を保有する。VW中国は、江淮汽車の12.615%と新エネ車合弁会社の江淮VWの株式75%を間接的に保有し、新エネ車合弁会社における江淮汽車の株式比率は25%に低下する。
VWは江淮グループの買収を通じて、MEBプラットフォームの生産能力を拡大することができる。国軒高科の買収を通じて、動力電池の面でも足場を固める。VWの最終目標は、中国市場で商用車から乗用車まで、電気自動車からガソリン車まで全面的な取り組みを実現しようとすることだ。
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