科学技術情報サイトの「快科技」が独メディアの報道を引用したところによると、VWはファーウェイの自動運転部門を数十億ユーロで買収する計画である。

報道によると、交渉は数カ月にわたって行われており、ファーウェイはVWとの提携協議を確認したという。

国内に伝わった後、VW中国に問い合わせが殺到したが、VW側はこの件について「コメントしない」としている。

VWとファーウェイが提携するという噂は今回は初めてではなく、昨年10月末にはファーウェイがＶＷグループと合弁会社を設立し、自動運転技術を開発するとの噂が広まったが、ファーウェイはいち早く「事実ではない」と否定した。

一方、VWは今年初めになって、「ファーウェイと確かに検討を進めているが、現段階では両社の合弁会社設立を含め、確認できる情報はない」と交渉の事実を認めた。

今回、VWによるファーウェイの自動運転部門買収の噂は多くの人に衝撃を与えた。一部のネットユーザーは、ファーウェイが自動運転部門を手放すはずがないとの見方を示した。その理由は､噂の買収価格が桁違いに安すぎることと、自動車業界へ進出すると宣言したファーウェイにとってコア部門の売却はあり得ないことである。また、買収は誤報で、ファーウェイとVWは合弁会社を設立することで交渉しているのではないかとの見方もある。