VW、自動運転向けAIチップの開発企業のHorizon Roboticsと合弁会社設立へ

報道によると、フォルクスワーゲングループ(以下は「VW」)傘下のソフトウエア会社CARIADは、中国のベンチャー系自動運転向けAIチップの開発企業のHorizon Robotics(中国語名「地平線」)と合弁会社を設立する。VWは、合弁会社の60%の株式を保有する。VWグループは今回の提携に約24億ユーロを投資する計画である。中国市場のニーズに対応し、CARIADはHorizon Roboticsと提携して、フルスタック型の高度運転支援システムと自動運転ソリューションを開発する。

Horizon Roboticsはこのほど、20社以上の自動車メーカーと計70車種余りの量産プロジェクトに関わっている。主力製品は、自動運転と車載スマートインタラクション向けのAiチップである。製品名は「Journey(征程)」シリーズで、これまでの累計供給量は150万個を超えた。

現在、Horizon Roboticsの主なOEMは、BYD、SAIC(上汽)、一汽紅旗のほか、理想汽車などの新勢力も含めている。また、MAXIEYE、軽舟智航、覚非科技などの自動運転ソリューションのサプライヤーも、Horizon RoboticsのAiチップをベースに関連技術を開発している。

今年4月に、CARIADは、欧州本社以外で初の海外子会社を中国で設立した。中国子会社は中国市場のニーズに基づき、本部と共同で統一的で拡張可能な全く新しいソフトウェアプラットフォーム、高度運転支援システム(ADAS)と自動運転、次世代スマート相互接続機能を開発する。

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