2025年中国中古車市場:取引台数は9年連続で増加も、利益率は4%まで低下

2025年、中国の自動車業界全体の収益性はさらに悪化しました。乗連会(乗用車市場情報連席会、CPCA)のデータによれば、同年の自動車業界の販売利益率は4.1%まで低下し、過去最低を更新しています。なかでも12月の利益率は1.8%にまで落ち込んでいます。新車市場が厳しい圧力に直面するなか、中古車業界もその影響を免れることはできません。中国自動車流通協会(CADA)の羅磊副会長は先ごろ、現在の中国中古車業界の平均利益率は約4%にすぎず、多くの販売業者では「仕入価格が販売価格を上回る」という逆ざや状態さえ発生していると明らかにしました。
一方で、これとは対照的に中古車の取引台数は増加を続けています。2025年、全国の中古車累計取引台数は初めて2000万台の大台を突破し、2010万8千台に達しました。前年同期比で2.52%の増加となり、取引総額は1兆2900億元に上っています。これにより、中古車市場は9年連続で取引台数の増加を維持したことになります。しかし、市場規模が拡大を続ける一方で、中古車市場も新車市場と同様に「規模が拡大しても利益が伸びない」という「規模の不経済」のジレンマに陥っています。
この困難な状況をもたらしている要因は多岐にわたります。
第一に、新車市場で続く価格競争が中古車の価格体系に直接的な打撃を与え、中古車のコストパフォーマンス上の優位性を弱めていることです。第二に、市場情報の極度な透明化により価格差が大幅に縮小し、中古車業界の高収益時代が完全に終焉したことです。第三に、新エネルギー車革命による急速な技術更新と評価の難しさが、中古車取引におけるリスクと不確実性を増大させていることです。第四に、資金コスト、店舗コスト、運営コストなどの経営コストが高止まりしており、在庫回転の鈍化と相まって利益を一段と圧迫していること——です。
業界関係者の間では、2026年も中古車市場は「取引量は増加するが利益率は低迷する」という構図が続くとの見方が一般的です。今後、業界が生き残るための鍵は、在庫回転効率の向上、専門性の高い運営の強化、そして信頼できる取引体系の構築にあります。中古車業界が真に利益の底から脱し、健全で持続可能な発展を実現するためには、「差益で稼ぐビジネスモデル」から「サービスで稼ぐビジネスモデル」への転換を成し遂げることが不可欠です。