国家統計局、2025年の自動車普及率を発表 100世帯当たり52.9台に増加

1月19日に国務院新聞弁公室で開催された「2025年国民経済運行状況」に関する記者会見において、国家統計局は、2025年末時点で中国の自家用車保有台数が100世帯当たり52.9台に達し、2024年末の51.2台から1.7台増加したことを明らかにしました。この発表は大きな注目を集めています。

中国公安部のデータによると、2024年末時点における全国の自動車保有台数は3億5,300万台に達しました。人口を約14億人として単純計算すると、千人当たりの自動車保有台数は約252台となり、平均すると4人に1台の割合で自動車を保有している計算になります。

これを世帯ベースで見ると、1世帯当たりの平均人数を3人と仮定した場合、およそ75%の世帯が自動車を保有している水準にあると考えられます。

もっとも、こうした数値には地域差や都市・農村間の格差が大きく存在します。経済発展が進む東部沿海地域、たとえば広東省、江蘇省、山東省などでは、自動車保有水準が全国平均を大きく上回り、一部の都市では100世帯当たり70〜80台に達するケースも見られます。一方で、中西部の経済発展が相対的に遅れている地域では、保有水準は依然として低い状況にあります。

都市と農村の差も顕著です。国家統計局によれば、2024年時点の都市部世帯における100世帯当たり自動車保有台数は約57.3台であるのに対し、農村部では約41.7台にとどまっています。

国際的に見ると、中国の千人当たり自動車保有水準は、ブラジル、マレーシア、ロシア、タイなどの国々とおおむね同程度の水準にありますが、先進国と比べると依然として開きがあります。米国では自動車保有率が約85%に達しており、千人当たりの保有台数は約837台と、ほぼ「成人1人につき1台」の水準となっています。日本でも自動車保有率は約60%で、千人当たり約629台に上っています。

ただし、過去10年以上にわたり、中国の自動車保有台数の増加ペースは世界平均を上回ってきました。その一方で、中国の人口は2025年に初めて減少に転じています。各国の経験を踏まえると、人口減少の傾向は今後も継続する可能性が高いとみられています。

それでも、経済が大幅に減速しない限り、今後も中国における100世帯当たり自動車保有台数および千人当たり自動車保有台数は、引き続き増加傾向を維持する可能性が高いと考えられています。

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