2019年販売目標を達成したディーラーは28.9%のみ、7割はキャッシュフローが3カ月分足らず

4月16日、中国自動車流通協会(CADA)は「中国自動車流通業界ブルーブック」を発表した。それによると、2019年消費者のマインドが下がっているため、国内ディーラーの販売台数、収入、利益、キャッシュフローはいずれも非常に厳しい状況にある。

ブルーブックによると、2019年の通年販売目標を達成したディーラーは、28.9%にとどまり、7.4%のディーラーが50%にも満たしていない。赤字のディーラーは41%に拡大しており、業界全体の利益率は29.7%に縮小した。年間売上高が1-3億元のディーラー最も多く、全体の41.4%を占めている。一方1千万元未満のディーラーは2.7%もあった。

収益源としてアフターサービスが58.2%、金融保険が21.2%と最も収益を上げる事業となっている。新車販売からの収益は同3.4%と大幅に減少した。その他、中古車事業による収益は2.2%にとどまった。流通協会の郎学紅副幹事長は、「米国などの市場における中古車の利益寄与は20%に達しており、中国の中古車事業にはまだ大きな発展の余地がある」と述べた。

キャッシュフローについては、3カ月くらい何とか持つディーラーは約75%で、うち1カ月しか持たないディーラーは26.76%あった。

2020年に入って、新型コロナウイルス感染拡大で多くのディーラーはさらに厳しい状況に直面している。今多くの自動車メーカーが生産を再開しているにもかかわらず、感染は収束しておらず、消費者は自動車購入計画を中止したり延期したりしている。調査によると、購入意向を持っている消費者の69%は、自分の購入計画に影響を与えたと考えており、このうち購入中止や購入延期を検討している人は68%を占めている。

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