2021年1月12日
2020年通年の乗用車市場、前年比6.8%減、新エネ車伸長
乗連会(乗用車市場情報連席会)が1月11日に発表したデータによると、2020年12月の乗用車市場の小売台数は前月比9.9%増、前年同月比6.6%増の228万8000台に達し、6カ月連続で約7%の高い伸びを実現した。2020年通年の乗用車小売台数は前年同期比6.8%減の1928万8000台に達した。
「2020年通年の乗用車の落ち込み幅は予想より小さかった」。乗連会幹事長の崔東樹氏は記者に対し、回復要因を次にように説明した。「2020年、中国の自動車市場は『V型』回復の様相を呈している。これはまず、マクロ経済と輸出が予想を超えて回復し、消費マインドを安定させたこと、次に、低い前年ベース効果(2019年7月に多くの地域でユーロー6相当の『国6』基準が導入され、市場が後退し、伸び率を計算する際の基準値が低かったこと)、さらに、2020年下半期の新エネルギー自動車市場の回復傾向が明らかになり、自動車市場を後押ししたなどの要因による」。
四半期別では、2020年第1四半期は、前年同期比41%減、第2四半期が同3.6%減、第3四半期から、乗用車市場は回復し始め、7-12月の成長率は8%前後に回復した。
2020年の新エネルギー乗用車卸売販売台数は同比12.0%増の117万9000台、小売台数は同比9.8%増の110万9000台だった。新エネルギー乗用車は2020年7月から伸び始め、下半期から力強い回復を示している。テスラを代表とするハイエンドEVと五菱宏光MINIを代表とするA00クラスのローエンドEVが大きく伸びている。
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