新エネ車の値下げ競争で悲鳴を上げる中古車市場

最近、中国国内の新エネ車市場では値下げ競争が起こっている。テスラが先に値下げしたことに伴い、Xpeng、Aito、Aionなどのブランドが続々と追随し、価格が以前から堅調だったトヨタでさえ、電動版SUV「bZ4X」の全車種を6万も値下げした。

新車の値下げは消費者にとって歓迎すべきことであるが、中古車業者にとってうれしいことではない。一部のメディアが調べたところによると、値下げ前に仕入れた新エネ車の在庫を抱えている中古車業者は大きな損失をだしており、新エネ車の買い取りに慎重になっている。

例えば、テスラなどの新車価格が3-4万元引き下げられた影響をうけ、同モデルの中古車相場も低下し、中古車業者は損を覚悟して、買い取り価格を下回る値段で販売せざるを得ない。しかも早く損切りに踏み切らないとさらに損失が拡大する恐れがあるため、中古車市場でも値下げ競争が起こっている。

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